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LEAD DIGITAL TRANSFORMATION WITH

BUSINESS x TECHNOLOGY x INNOVATION

IT部門は、「日々変わりゆく市場でP&Gが価値を創出し続けるために、情報テクノロジーを駆使してP&Gのビジネスモデルを変革する情報戦略のエキスパート集団」です。

ABOUT ROLES STATISTICS Interview FAQ

ABOUT IT FUNCTION: Maho

写真 IT部門の紹介です。

MISSION

Information Technologyは、「日々変わりゆく市場でP&Gが価値を創出し続けるために、情報テクノロジーを駆使してP&Gのビジネスモデルを変革する情報戦略のエキスパート集団」です。ITでは、このような変革を実現するために、2つの変化に注目します。
一つ目の変化は、ビジネスニーズの変化です。市場では、消費者ニーズの細分化やライフスタイルの多様化など、様々な変化が起こっています。例えば、自分の好みに合った商品を求める消費者が増えたり、情報収集を周到に行う消費者が出てきたり、という変化です。これらの変化は、既存のビジネスモデルで対応できない消費者ニーズを作り出し、それに伴って新たなビジネスモデルの必要性が生まれてきます。
二つ目の変化は、情報テクノロジーの変化です。モバイル機器の急速な普及や双方向メディアの登場に代表されるように、テクノロジーの進化は新たなビジネスモデルを創り出す可能性を与えてくれます。例えば、消費者ひとりひとりのニーズに従って、異なる種類の広告を出したり、特定のグループに特別な販促活動を行ったり、という変化です。

ITはこれらの新たなビジネスニーズと情報テクノロジーの可能性を融合し、P&Gのビジネスモデルに革新をもたらす役割を担っており、ITが果たすべき役割は益々大きく、重要になってきています。

KEYWORD OF IT

1. テクノロジーでリテール改革をリード

ITのイノベーションは生産~物流~マーケティング~店頭~消費者体験まで多岐の分野で起こっています。

2. ビジネス × IT プロフェッショナル

  • IT専門性:IT戦略、ネットワーク、アプリ・アルゴリズム導入/開発、データ分析、情報管理などのスキルを駆使して、これらをビジネスに利活用する力が身に付きます。
  • 製造流通ビジネス専門性:生産~物流~マーケティング~販売(店頭)~CRM~消費者体験、これらに関わる仕事を経験することで、消費者・市場・サプライチェーン・ 商品カテゴリーの知識や経験を身に付けられます。
  • 人を巻き込み動かす力:社内のビジネスリーダーやビジネスパートナーを動かすリーダーシップ・影響力スキルが身に付きます。

3. ダイバーシティ環境での成長

国籍や文化、環境、リーダーシップなどが人によって様々に異なる環境の中で、共に働く人たちの多様性(Diversity)を尊重・包容(Inclusion)し、人々を巻き込み実行力ある真のビジネスITプロフェショナルを目指します。

CIOからのコメント

P&GにおけるInformation Technology部門(情報戦略部門)の使命は、ビジネス・イノベーション・テクノロジーが一体となり競争上の優位性を生み出すデジタルトランスフォーメーションを推進することです。我々は社内のIT専門性を高めるITプロフェッショナルであり、テクノロジーを駆使して革新的なビジネスモデルを生み出すビジネスリーダーでもあります。

またテクノロジーの発展に国境は関係ありませんので、我々の活躍は日本国内に留まりません。私自身、2014年から6年間アメリカ・シンシナティの本社にて、日本・アジアで培った経験を活かしてグローバルチームを率いるリーダーをしていました。また、日本にない技術・専門性をもった社員が海外から採用されることも多々あり、日本に居ながらもグローバルカンパニーの多様性・スケールを実感できます。

P&Gのグローバルスケールを最大限活用し、P&Gの経営課題を革新的なテクノロジーを駆使して解決していく。そんなチャレンジングな環境で切磋琢磨して成長し、将来のCIOを目指したいという情熱を持った学生さんにお会いできることを楽しみにしています。

(P&G Japan IT CIO 有賀 亮平)

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ROLES

写真 / イラスト IT部門では適性やキャリアに合わせた職種を経験いただけます。

P&G ITにはここで紹介しているもの以外にも多くの職種がありますが、代表的なものをこのページで紹介しています。どの職種も深くビジネスに関わる需要な役割を果たしています。具体的な業務内容については社員インタビューをご覧ください。

ITプロジェクトマネージャー(PM:ビジネス価値を創造するプロジェクトの立案と導入

PMは他部署から選出されたメンバーを含むプロジェクトチームを率いて、ビジネスの課題を解決するプロジェクトを立案、計画し、実行、導入を総合的に指揮・管理する役割を担います。 プロジェクトにより実現されるビジネスの結果(売上げや利益、キャッシュフロー)に対して総合的な責任を持ち、それを実現するための業務の計画と見積もり、投資予算の合意、実行の指揮、プロジェクト内外のメンバーやステークホルダーとのコミュニケーション、合意されたプロジェクト仕様(コスト/リソース、時間、スコープ、品質)を達成するための総合的なマネージメント、プロジェクトの効率化とスピードの加速、最適化のための関連手法の適用、仕様と計画の変更の管理、コンプライアンス要件への対応、リスク、問題、機会の予見と解決などを行い、その業務内容は多岐に渡ります。ビジネスプロセスの変革においてITやデジタルソリューションによって大きな価値を創造することが可能となり、それを実現するプロジェクトを率いるPMは大きな役割を担います。また、ビジネスの課題が日本にとどまらず、グローバル規模である場合は、グローバルプロジェクトをリードする機会も多くあります。 

ビジネスアナリスト(BA:ビッグデータからビジネスと消費者をつなげる施策提案と実行

BAは様々なビッグデータをもとに消費者、小売業、市場、カテゴリーの理解と洞察を得て、そこから施策の提案および実行をリードする役割を担っています。日用品や消費者に関するドメイン知識と,消費者の購買データや市場データ、さらには店頭画像や位置情報といったデータを組み合わせています。例えば購買データと店頭画像を分析することで、店頭のどこにどれくらいのスペースで陳列すると売上がどう変動するかといった相関性が見えてきます。また、購買データと位置情報を紐づけ、メディアの効果を最大化する施策も実践しています。データ分析から得られた洞察を市場拡大、売上拡大(卸・小売とP&G)、消費者の生活を豊かに、できるかを日々考えています。より効果的な仮説立案や施策を実行していくため、営業担当者と得意先企業との商談や店頭に同行し直接現場を見て理解し、施策提案を行う機会もあります。

データサイエンティスト(DS):データを活用しビジネスイノベーションを牽引

DSは様々なカテゴリーや得意先を対象とし、横断的にデータ分析を行っています。トライアルアンドエラーを繰り返しアルゴリズムの作成や新たな組み合わせでデータを見てみるなどイノベーションを作る役割も担っています。時には機械学習など技術を用いることもありますが、ただ技術的に新しいものを作るのではなく、実際に社内や社外で使われるものを作りビジネスパートナーと連携を図ることが求められるロールです。具体的なプロジェクト例としては、SK-IIの店舗で使われている肌画像を用いた肌年齢推定機器の開発などがあります。

マーケティングテクノロジスト(MT:マーケティングとテクノロジーの融合を推進

MTは、技術的な専門知識と戦略的な考え方を活用し、マーケティング、テクノロジー、データ、アナリティクスの融合分野を担います。デジタル/メディア/eコマースにおけるデータセットからのインサイトの抽出、ビジネスのニーズを満たすため自社サイトの改善、ビジネスにおける新たなニーズ(IoT、新しいデータセット、新しいプラットフォームなど)を満たすためのマーケティングテクノロジーにおける新たなイノベーションのリードなどを行います。時には外部ベンダーとともにPM的に働くこともあります。このロールではマーケティングやメディア組織を横断してシームレスに関わることができます。

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STATISTICS: Matumoto

写真 / イラスト   気になる疑問をデータで解明します

Contents

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Interview

ビジネスとITの架け橋になり、
テクノロジーでリテール改革をリードするP&G IT

Tanaka Yo

2010年 中途入社
セールスビジネスアナリスト ディレクター /IT部門 採用マネージャー

Q. 現在の仕事内容を教えてください

主に2つのロールを兼任しています。ひとつはビジネスアナリスト (Business Analyst: BA)として、データ分析の結果を用いて得意先である小売業様とP&Gの売上に貢献するという仕事です。BAの組織はいくつかに分かれていますが、私はセールスとともに小売業様のデータ分析を行うチームを統括しています。ふたつめのロールはP&Gジャパン ITファンクションの採用マネージャーです。P&Gは職種別採用を実施しており、ITファンクションで実際に働く私や社員が前面に立って将来の仲間を探しています。こちらのロールでは社内外における採用イベントでのIT部門の紹介、インターンシップイベント企画、ホームページなどを使ったP&G ITを知ってもらう活動を行っております。特に学生のみなさまには、人事部からではなく将来ともに働くであろう社員の生の言葉や考え方、実際の経験談、文化、雰囲気に触れていただけるよう努力をしています。

Q. P&G ITは普段どのような仕事を行っていますか?

P&G IT内には様々な職種と活躍の場がグローバル規模で存在します。ここでは特にテクノロジーやビッグデータの活用を推進する職種をいくつか紹介します。

ビジネスアナリストは様々なビッグデータを分析し提案や施策を実行していく役割を担っています。日用品や消費者に関するドメイン知識と,消費者の購買データや市場データ、さらには店頭画像や位置情報といったビッグデータを組み合わせています。例えば購買データと店頭画像を分析することで、店頭のどこにどれくらいのスペースで陳列すると売上がどう変動するかといった相関性が見えてきます。また、購買データと位置情報を紐づけ、メディアの効果を最大化する施策も実践しています。まさにデータとビジネス、消費者をどうつなげるかを日々考えています。データ分析だけでなく提案や施策実現まで関わっており、実際に得意先小売企業との商談に同行することも多いです。

データサイエンティストは特定の得意先やカテゴリーを担当している訳ではなく、横断的にデータ分析を行っています。トライアルアンドエラーを繰り返しアルゴリズムの作成や新たな組み合わせでデータを見てみるなどイノベーションを作る役割も担っています。ただ技術的に新しいものを作るのではなく、実際に社内や社外で使われるものを作ることが必要です。具体的なプロジェクト例としては、SK-IIの店舗で使われている肌画像を用いた肌年齢推定機器の開発、購買データと地理的データを統合して商品の売れやすい地域を特定するNeighborhood analysisなどがあります。

マーケティングテクノロジストデジタルマーケティングエリアとEコマースエリアの2つの領域を主に担当しています。どちらの領域も、「テクノロジーを通じてマーケティングイノベーションをリードすること」をコアバリューとしています。デジタルマーケティングエリアでは、「Pampersすくすくギフトポイントプログラム」や「Whisper公式サイト」、「マイレピ」といった自社サイトを通じて得られる数十万、数百万行のデータを分析し、より効率的なマーケティングプランの提案や、効果的なキャンペーンを実施するためのデジタルプラットフォームの提供を行っています。Eコマースエリアでは、Eコマースサイトでの売上を最大化するために、社内マーケティングチームやセールスチームだけでなくお得意先様と協働して戦略の立案やビジネスKPIの定義、データ分析による施策の改善等を行っています。またEコマースエリアでは一部のマーケティング予算をITチームが自ら管理し、単なる分析や提案にとどまらず施策実施まで責任をもって取り組んでいます。

物流のエリアではサプライチェーンの上流から下流までの幅広いデータを活用したデジタルトランスフォーメーションに取り組んでおり、一つの事例として機械学習を用いた需要予測があります。P&Gを取り巻く生産、在庫等の物流データ、販売計画等の商流データを多角的に活用するとともに、グローバル企業であるスケールメリットを活かし他国での成功モデルを積極的に用いて、需要予測精度を高める施策を行っております。物流のチームとともにこれらデータが可能とするロスのない完璧な生産、モノの流れを目指すパーフェクトフローの実現に取り組んでいます。

工場付きのIT担当では、スマートファクトリを目指して日々活動しています。工場におけるビッグデータは製造ラインで取得した温度、圧力、画像、振動などのセンサーデータや、原材料の在庫情報などがあります。前者のセンサーデータを機械学習モデルに取り込み、製造ラインのパーツが故障する傾向をあらかじめつかむことで、ラインを安定して稼働させています。後者の場合は、原材料の拠点間移動・保管の費用を最低限に抑えるためのアルゴリズムを開発して、工場の無駄な経費の削減に貢献しています。

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Business Case: 消費者の目線で参加しやすいキャンペーン応募システムの構築 - Jahan Israt

(Header用の写真)

Jahan Israt

入社年次: 2018年 中途入社  

現在の職種: シニアマーケティングテクノロジスト

What-何が起きていたのか

 日本では約8割の家庭で年に一度以上P&G製品を使用していただく一方で、個々のブランドの浸透率を様々なデータから確認するとまだ改善の機会があります。そこでP&Gでは消費者の方々により多くのブランドの製品を身近に愛用していただくための取り組みの一つとして製品を購入していただいた方を対象とした様々なキャンペーンを行っています。そうした様々なキャンペーンの活動の一つとして製品を購入していただいた方に応募していただく形でのプレゼントキャンペーンがありますが、沢山のお客様に製品を購入し継続的に愛用していただき、かつキャンペーンに応募していただくために改善できる点がいくつか存在していました。

Problem1:

 今までのキャンペーンでは消費者の方が参加するには購入時のレシートを各小売店等の店舗に配置されているキャンペーンはがきに貼り付けて応募する必要がありました。

Problem2:

 消費者は小売店(カスタマー)経由でP&Gの製品を購入しており、P&Gとの直接の接点を持つ機会が少なく、キャンペーンは大事な接点を持つ機会となっていますが、ハガキ経由でキャンペーンを行った場合は消費者と一回限りの接点しかない状態となっていました。

Solution-解決策

 そこで私は、消費者、カスタマーとP&Gそれぞれが長期的なベネフィットをもたらせるように「マイレピ」というP&G製品の紹介しているウェブサイトで、購買に紐づくデジタルキャンペーンのソリューションを実現しようと考えました。

 具体的な方法としては、これまで実際の購入レシートを応募はがきで貼付した上で応募しなければならなかった点を、「マイレピ」ウェブサイト上で、レシートの写真を添付するだけでキャンペーンに応募できるような仕組みを作りました。

この仕組みの導入によって、消費者・小売店(カスタマー)P&Gそれぞれに以下のようなベネフィットを生むことができます。

 

Problem 1の解決によるベネフィット

Problem 2の解決によるベネフィット

消費者

·製品を購入してすぐにレシートの写真をとり簡単にキャンペーンに応募できる

·キャンペーン応募者がP&Gのウェブサイト会員になることで継続的にキャンペーン・クーポンや製品情報を受け取ることができる

小売店(カスタマー)

· 簡単な応募方法によりキャンペーン応募者が増えることで対象製品購入者の増加が見込め、売り上げ増加につながる

 

· キャンペーンの応募ハガキを店舗で配置する手間の削減される

P&G

·簡単な応募方法によりキャンペーン応募者の増加が見込める

 

·応募者がP&Gのウェブサイト会員になり、継続的なコミュニケーションをすることにより、ロイヤリティの向上の実現できる

·応募者のレシートに記載された購買情報の分析により、より消費者目線のコミュニケーションやキャンペーンデザインに活用できる

(Photo)

Difficulty-実現のために困難だった点:

 このデジタルキャンペーン応募システムを実現するためには、それぞれの異なる特徴を持つ複数の日本を拠点とするローカルベンダーと海外を拠点とするグローバルベンダー双方の協力の下で、消費者の方の応募のしやすさを一番に考えた応募プラットホームを短期間作成する必要がありました。それを実現させる上で、①国内外の複数ベンダー間の調整、②短い時間の中で消費者の事を考えたシステム構築、という2点が大きなチャレンジとなりました。

この2つのチャレンジに対して、私は以下のようなアクションを取りました。

  • プラットホーム作りの際に、言葉、文化や背景の異なるチーム間で情報の繋ぎ漏れなく業務を進めるために、細かいところまで仕様化(Single Version of Truth)して、各チームに情報の共有の実行
  • 各チームに対してこちらソリューション=消費者の事を考えた応募システムの重要性を理解していただき、このプロジェクトを限られた時間で成功させるために各々にOwnershipかつLeadershipを持っていただいた上で作業の実行依頼を行う。
  • 社内ではP&Gのブランドチーム、キャンペーンエージェンシーと密に連絡を取り一体となって働くことで、キャンペーンを成功に導くためのプロセスの作成

Result-結果:

 これまでに説明したデジタルキャンペーンの仕組みの導入に成功した結果、現在P&Gの各ブランド及び製品を販売していただいている小売店がキャンペーンを開催するための手段として、「マイレピ」ウェブサイトによるキャンペーンを頻繁に活用しています。

 具体的な例の一つとしてはP&Gがスポンサーを務め来年に開催予定の東京でのオリンピックに向けて半年ごとに行われているオリンピックに関連したキャンペーンで使用されており、開催の度に応募者数が10%ずつ増加し多くの消費者の方に参加していただいています。

 

今回話をしていただいたJahanさんのビジネスケースを実現した「マイレピ」ウェブサイトはこちらから!

https://www.myrepi.com/

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FAQ: Shibato

採用全般に関して

Q1. P&G ITでやっていくために、どのような資質が必要ですか?
プロジェクト管理を一任されますので、他関係部署や関係会社をまとめるリーダーシップが強く求められます。何が必要とされるかを予測し、率先して適応していくことも重要です。また、現在我々を取り囲む環境の中で成果につなげるために、コミュニケーションスキル、総合的な問題解決能力を高められる素養を持った方を求めています。

Q2. 文系でも大丈夫でしょうか?
P&G ITの採用は、文系・理系を問いませんし、専攻も全く関係ありません。また、学士、修士、博士による採用基準の違いもありません。あくまでもその人の希望と適性が重視されます。実際に文系出身の社員も多く活躍しています。

Q3. 英語ができず不安です。入社後、何かトレーニングがあるのでしょうか? それとも、事前に相当の英語力が必要でしょうか?
はい。入社後は、充実した語学トレーニングが用意されています。P&Gでは、グローバルな環境で効果的なコミュニケーションによって目的を達成することが大事なので、事前に相当の英語力をお持ちならば採用において評価の対象になりますが、必要十分条件ではありません。採用するかどうかは応募者の方の英語力だけではなく、総合的な能力の評価によります。

Q4. これまで、情報テクノロジーについて深い勉強はしていないが、P&G IT でもやっていけるのでしょうか? どの程度の技術的知識が必要ですか?
やっていけます。 実際に、学部・大学院で情報テクノロジーを専攻していない人でも、ITで活躍しています(ただし、情報の効果的な活用方法に全く関心がない方は厳しいです)。 必要な技術的知識の広さ・深さはプロジェクトによって異なります。また、技術的知識以上に大切なのは、「技術への好奇心」「学習スピード(新しいことを学ぶ速度)」 です。理由としては、プロジェクトに配属されると、そのプロジェクトに関連する技術的知識をすばやく学び、どのようにビジネスに貢献できるかを考える必要があるからです。
もちろん短期間に全てをマスターすることは不可能なので、学習の際には、「自分は、何をどこまで 学べばよいのか」「それを学ぶためには、どのような情報源にあたればよいのか」を判断し、 必要な知識を即座に学び、プロジェクトメンバーとして、一日でも早く貢献できるようになろうという努力をできる素養をもった方を求めています。例えば、プロジェクトの中で、ある情報技術がなぜ問題解決に役立つか、どのような制約事項があるのか、どのように現状に適合するか、他にどのような選択肢があるのかなどを理解することは多くの状況で必要になります。

仕事に関して

Q1. P&G ITの特徴と ITコンサルティング、システムベンダーの違いを教えて下さい。
P&G ITには、「自分たちのボスである消費者が店頭で商品を手に取る瞬間、あるいは実際に商品を使う瞬間に焦点を当てP&Gが提供する商品・サービスに付加価値を創出していく」という使命があります。つまり、情報システムを駆使していかにP&Gの商品・サービスの価値を高めるかということに軸足をおいており、単にソリューションの提案やITツール導入といったシステム開発にとどまらず、ビジネスニーズに合わせた総合的ソリューションを提供することでビジネスの変革をリードします。つまり、P&G ITは、他社とは違う、ユニークな特徴を持っており、下記に示されるとおり、情報戦略のリーダーとして、幅広いビジネス領域で貢献することができます。

1)メーカーIT部門との違い
一般的なメーカーIT部門と比較すると、我々はテクノロジーという領域を超えて、より総合的なソリューションの提供を目指しています。

  • 消費者により高い付加価値を提供するために、得意先と協働で得意先の業務変革のコンサルティングをする
  • システム構築・運用の手法において、詳細レベルのタスク(プログラミング)やシステムの保守・運用を、国内外のITベンダー企業に委託し、ITは業務分析・要求仕様策定、プロジェクトマネージメントなどのシステム開発の上流工程を担う

2)ITベンダー企業やSE(システムエンジニア)との違い
ITはプロジェクト総合管理を担っていますので、P&Gの業務改善プロジェクトの役割においては、以下の違いがあります。ITはビジネス要求(売り上げを上げる、コストを下げる、キャッシュフローを改善する)に基づいて、問題点を把握し何をすればよいかを総合的に考え、トータルプロジェクトを管理するのに対し、ITベンダー企業やSEは求められた用件に基づいて、システムを開発することに焦点をおきます。
  • P&Gが担当:現状のビジネスプロセス分析・問題点・ギャップの把握、解決方法の策定・システム企画、システムレベル要求記述、ビジネスユーザーレベルテスト、導入・トレーニング、ビジネス結果測定
  • ITベンダーが担当:分析設計・運用保守

3)コンサルティング会社との違い
「業績への結果責任と会社への影響力, ビジネスプロセスの理解がさらに求められる点」が違います。つまり、特定分野の専門的見解から問題・解決策概要の指摘を行って終わりというわけではなく、ITはP&Gのビジネスプロセスを熟知した上で、長期的観点からの実効性のあるソリューションを導入し、P&Gのビジネスに対する結果責任を求められるということです。
  • コンサルティング会社では、顧客企業から依頼を受け、受注したプロジェクトを中心に行なっていきますが、P&G ITでは、自らP&Gのビジネスを分析し、情報システム化戦略を考え、プロジェクトを企画立案し、それを推し進めるてゆくといったことが可能。
  • P&Gのビジネスと同時に、或いはそれ以上にITはグローバル化を推進して、より効果的で効率的なソリューションを実現する

つまり、「あなた自身が世界のP&Gの情報システム戦略の意思決定に大きな影響力を持ち、変革のリーダーとなることが期待されている」ということです。

Q2. システム導入において、どの程度アウトソーシングするのか?
アウトソースそのものは、手段であって目的ではありません。P&Gで以前にITと呼ばれていた組織がITに進化したときに、IT(情報技術)を目的の一部としていたものを見直したのです。その結果、ITがより効果的にP&Gのビジネスに貢献できるようになったといえるでしょう。
外部にアウトソースすれば、全てが解決というわけではなく、実際にビジネスの結果に対する責任はP&G ITが持ちます。そのため、「P&G ITにしかできないこと」 「システムベンダーの方こそより効果的にできること」 を把握し、バランスよく仕事を分担し、プロジェクトを成功へと導く技量が求められます。

Q3. 残業は多いのか? 土日は休めるのか?
土日祝日は基本的に休みです。海外と会議をする必要がある場合は、時差により残業になる可能性がありますが、仕事の進め方・管理の仕方は個人に任されていて、柔軟な勤務時間をとることができます(家からでも会議に参加できるような環境は整備されています)。原則として「仕事の時間」よりも「仕事の質と結果」に価値をおいているので、効率よく業務をこなし労働時間を短縮する一方で、最高の質を追求し、もう一歩深く見るために残業するというケースもあります。

Q4. 海外勤務は、どの程度いけるのか? 希望すればいけるものなのか?
P&G ITはグローバルにネットワーク化された部署であり、会議やトレーニング、プロジェクトで海外に出張する機会がある人は数多くいます。頻度・期間は配属されるプロジェクトやアサインメントにより異なります。原則的に現地のビジネスは現地法人で採用した人材が担うので、日本国内のビジネスをサポートする役割が大きいですが、個人のキャリアプランとビジネスニーズによって数年間の海外勤務を経験するというケースもあります。

キャリア形成に関して

Q1. P&G ITを選択することにより何が得られますか?
P&G ITでは、自分の専門性を高めることが出来るほか、ビジネスへの貢献を通じて会社の理念を実現し、組織をより優れたものへ導くことが出来ます。得られる機会という意味では以下のようなものがあります。

  1. 「改革をリードする機会」
    P&G ITでは、本当に価値があれば、あなた自身が、プロジェクトを提案し、あなた自身がプロジェクトをリードしていくことができます。P&G ITには、業務プロセスの変革をリードする機会が常にあります。
  2. 「問題の本質に触れる機会」
    P&G ITでは、現行の業務プロセスを理解し、導入されているITシステムがどのように使われているか、どのような問題や機会があるかを把握できます。さらにユーザーだけでなく、その組織のマネジメントやサービスを受けている組織からも情報を取得することで、より本質的な問題を把握することができます。その問題に対し、最善の戦略を考え、全体最適化された解決策を導入することができます。
  3. 「先進的な事例を作る機会」
    P&GというすでにIT化が進んだグローバルな会社相手に情報戦略コンサルタントとしての仕事ができます。CIOに代表されるP&G ITの取り組みは外部からの評価も高く、「Best CIO」などに選ばれる機会も多くなっています。

Q2. P&G ITは、業務知識はつくように思いますが、どのように技術的知識を身につけることができますか?
主に、以下の方法がとられています。特に社内のトレーニングは充実しています。Web、クラスルーム形式を問わず、多くのトレーニングや情報源が用意されています。

  • 外部で開催されている技術的知識を学ぶトレーニング/セミナーに参加する
  • 社内で開かれているトレーニングへの参加
  • P&G社内イントラネットからオンラインで知識(トレーニング・実例など)を入手する
  • 必要な書籍・雑誌 の購読

ただし、技術的知識を学ぶ上で大切なのは、その分野の専門家になることが目標ではなく、「その技術の メリット・デメリットは何か?」「その技術を使うと、将来P&Gのビジネスにどのような影響を及ぼすことができるか?」「その技術を使った事例は何か?」 を理解することであり、これらが、P&G ITでは特に求められます。

Q3. 給与についてはどのような体系になっていますか? また、キャリアを築いていく方法について教えてください。
・給与体系について
「Pay for Performance」の原則に基づき、給与制度は個人の会社への貢献度によって支払われるようになっています。長期的キャリアプラン形成に基づいていて、短期的な業績だけに応じた年俸制度はありません。給与は人材やビジネス上競合する優良企業にひけをとらない水準となるように設定されています。

・キャリア形成について
基本的に年に一度、正式に上司と自分のキャリアと評価について話し合う機会があります。業績評価に関しては、この場で1年間のパフォーマンスを上司とともに振り返ります。その際、上司によって一方的に評価されるのではなく、上司とじっくり成果 を話し合って納得した上で評価を受けるというシステムになっています。

P&G ITでは多様性を活かし、また計画的にキャリアを作っていくことが出来るようなキャリアパスが用意されています。自分にどのような目標があるのか、P&G ITで与えられる機会を活用するために、この先どのような能力をどうやって身につければ、目標を達成することが出来るのかなどを上司がサポートしながら、一人ひとりのキャリアを築いていくのです。