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PS 鈴木 大貴

2015年入社 横浜国立大学大学院 工学府システム統合工学専攻(機械工学系) 修了

 

入社時から現在までのキャリアステップと現在の仕事内容を教えてください。

入社してから7年間、SKIIを生産している滋賀工場で製造、機械の導入また倉庫と多岐にわたる仕事を経験しました。2021 12月からシンガポールでSKIIの原材料購買の仕事をしています。原材料購買では特に安定供給を担当しており、世界的なシリコン不足や海上コンテナ不足、また中国上海のロックダウンなどの状況の中でも原材料不足にならないよう世界中のサプライヤーと共同しています。現在特に力を入れているのは原材料におけるBCP(Business Continuity Plan : 事業継続計画 )の作成と新製品に使用する原材料の納品管理です。原材料は一つでも足らないと完成品を製造することができないので、責任は大きく、また世界のニュースが直接影響するので非常にやりがいを感じています。

グローバルな環境で仕事をする中で感じるやりがい、そしてチャレンジについて教えてください。

多くの文化や考え方に触れることができる点です。現在、私のチームはインドネシア人、シンガポール人、韓国人、中国人、フィリピン人、インド人、フランス人、バングラディシュ人など様々なバックグランドを持ったメンバーで構成されています。一人一人が異なる仕事の進め方、同僚との関わり方、またプライベート時間の過ごし方をしています。それらを尊重しながら共同し結果を出していくことは非常に成長できる環境だと思いますし、同時にやりがいも感じます。
滋賀工場で働いていた時よりも多くのグローバルシニアリーダー達と一緒に仕事することが非常に増えました。彼らの意思決定のスピード感についていくことがチャレンジだと感じています。

あなたの考えるリーダーシップとはなんですか。

VUCA な状況下でも手元にある情報で最善の策を選択し続けるスキルだと思います。限られた情報をもとに意思決定を行うことはスキル、経験また勇気の要る行動です。私が尊敬するP&Gのリーダー達は時にはリスクを取りながらも迅速に意思決定を下しています。情報が十分集まるまで待つことによる様々なデメリットも理解しているからです。例えば、情報の更新を待っている間に別の事象が発生する、待つことにより影響が大きくなるというような状況です。
これからの時代、どのような業種・業界・役職でも通用しうるリーダーシップの一つだと思います。

*VUCA (Volatility[変動性], Uncertainty [不確実性], Complexity[複雑性], Ambiguity[曖昧性])

今後の目標とそれを達成するためにこれからどのように自分を成長させていきたいと思いますか。

私の目標は上流から下流までのTotal Supply Chain(SC)の全体最適ができるエキスパートになることです。これまで、工場でSC中心、シンガポールでSC上流に当たる原材料購買を経験してきました。今後は消費者側のSC下流を経験したいと考えています。これにより、SC全体を見渡すことができ、部分最適ではなく全体最適を推進するスキルが身につくと考えています。
また現在シンガポール人、韓国人、マレーシア人のメンバーをマネジメントしていますが、どんなバックグランドを持ったメンバーでも成長を促進できるようにマネジメントスキルを磨きたいと感じています。

P&Gへの就職を検討している方へのメッセージをお願いします。

P&Gには非常に成長できる環境と、素晴らしい人材がそろっていると強く感じます。一年目から大きな裁量権をもって仕事をすることは当然で、常に成長を求められます。これまで複数の役職を経験しましたが、何一つとして楽に乗り越えられる仕事はありませんでした。苦労することも多いですが、成長につながるのでファーストキャリアとして強くお勧めできます。また人材に関しては、単に仕事ができるだけではなく、人として尊敬できる先輩・同期・後輩ばかりだと感じます。もしも就職活動中に出会ったP&G社員が魅力的に感じたならば、ぜひ挑戦してほしいなと思います。皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。