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PS 市橋 百合

1993年入社 関西学院大学 社会学部 卒業

 

現在の仕事内容を具体的に教えてください。

現在は、ヘアケア商品(パンテーン、h&s等)と化粧品(SK-II)の需要予測および生産供給をプランするチームをリードしています。お客様へのサービスを守りつつ、いかにコストと在庫を削減していくかという相反する課題に取り組んでいます。

P&Gに入ってよかったと感じた瞬間は?

一つは、私がお母さんであるということが仕事や将来の可能性についてディスカウントされたと感じたことがないという点です。
以前のアサイメントで、シンガポールに転勤するようになったときも、結局スプリットファミリーという選択を取ったのですが、どうすれば子供3人を安心して育てつつ、夫のキャリアを尊重していけるかというオプションを会社が一緒に考えてくれました。
二つ目は、いろいろなプロジェクトや、活動を通じて世界の消費者の方の笑顔にふれたときです。たとえば、中国のプロジェクトでコストセービングを実現させて低価格のオムツを実現させたときのことです。当時、低所得層のお母さんたちは紙おむつが変えませんでした。しかし、低価格のオムツを開発したことによって、“これで、夜に起きなくても大丈夫になった”とお母さんが満面の笑顔で言ってくれました。そんな瞬間に立ち会えるのは、生活の近くにある消費財メーカーならではのことだと思います。

 一番成長を感じた瞬間は?

赤ちゃん用おしりふきを日本で新しく発売するにあたって、スペインで生産していた商品を日本に輸入して出荷するすべてのサプライチェーンの構築を任された時です。一人で、ヨーロッパのジュネーブの本社に向かいヨーロッパでの生産・出荷プロセスを理解し、同時に日本での輸入・販売プロセスを説明し、どのようにそれらを統合すればよいか議論を重ねました。イギリス人、スペイン人、フランス人・・・といろんな国籍のメンバーとオプションスタディを進め、自分だけでは思いつかないような解決策や革新的なアイディアが出て、非常に強固なサプライチェーンを作り上げられました。挑戦すること、既成概念にとらわれず、オープンに様々なアイディアに耳を傾けること、生産的な議論を目標に向けてぶつけ合うこと、そして限られた時間と予算の中で目標を達成することを一度に学べた機会でした。

将来の目標は?

20年以上もの間働いてこれたのは、社内のリーダーや、仲間のみならず、コミュニティの皆さんや家族の支えがあったからです。今までの知識や経験を生かして、社会や、これからの世代に還元して行きたいと思っています。また、それが効果的にできるように自分自身のスキルアップも続けていきたいと思います。