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自らが望むキャリア・

ライフプランを実現できる

長神 真梨子

Brand Manager

ジョイ担当|2010年新卒入社

01. 現在の仕事

中長期のブランドビジョン、製品の設計やコミュニケーションプランの立案を担う

今は食器用洗剤「ジョイ」のブランドマネージャーをしており、シンガポールで働いています。ブランドマネージャーの仕事は、大きくいえば消費者に愛されるブランドをつくることと、ブランドの経営者としてビジネスを伸ばすことです。
もう少し具体的に言うと、「ブランドをつくる」という側面では、消費者を誰より深く理解し、消費者にベストな製品やコミュニケーションを届けることをミッションとし、R&Dやファイナンス、生産統括、デザイン、セールスなど他部署のメンバーや外部の広告代理店等のエージェンシーを巻き込んで、中長期のブランドビジョン、製品の設計、パッケージやテレビCMの作成などを行っています。また、「経営」という側面では、今年度から数年後までのジョイブランドの売り上げや利益の最大化、投資効率の向上等の責任を担っています。
部下のコーチングや、他部署のメンバーからなるチームメンバーの力を引き出し、いかにしてチームを強くするかというのも大切な仕事のひとつです。

02. キャリアパス

日本市場、グローバル市場での経験、産休・育休というライフステージを経て

2010年に入社してはじめの2年間は、神戸でアシスタントブランドマネージャーとしてパンパースの日本市場を担当していました。3年目にシンガポールに新たに立ち上げられたパンパースのグローバルチームに移動、シンガポール赴任となり、担当製品のロシア、インド、中国、日本、ブラジルなどの市場でのマーケティング戦略の策定および、パッケージやTVCMの作成などを行っていました。5年目に日本に帰任してファブリーズの日本市場を担当。産休・育休をはさみ、ジョイの日本市場担当のブランドマネージャーに昇進後、2017年よりシンガポールに二度目の赴任となりました。

03. P&Gマーケティングへの入社動機

「世界中で活躍できるビジネスリーダーに」常にチャレンジングな環境でその思いを実現中

実はもともと国際協力系志望だったので、大学院に行ってゆくゆくは国際機関への就職を考えていました。しかし、在学中に参加した内閣府の派遣事業(ドミニカ共和国)や、NGOの国際インターン(バングラデシュ)での経験を通じ、スピード感をもって世の中に変化を生み出すには、ビジネスのフィールドが一番ではないかと思い、就職活動を始めました。
外資系金融、コンサル、商社、日系メーカーなども見ましたが、世界中どこに行っても活躍できるビジネスリーダーを育てると約束してくれたP&Gマーケティングに飛び込むことにしました。また、「マーケティングというのは、戦略的な思考を必要とするサイエンスの部分と、アートの部分の両方が必要で、人の心を動かすのには数字だけじゃダメだし、思いつきばかりをしていても継続的にビジネスを伸ばすことは出来ない」という言葉を聴き、面白そうと単純に思いました。
入社後随分経ちますが、グローバルリーダーを育てるという言葉に嘘はなく、チャレンジングで成長できる仕事を常に与えてくれていると思います。

04.チャレンジと成長

グローバルチームをリードし新製品の全世界展開を完遂

シンガポール赴任中に担当した「パンパース」の全世界へのロールアウト(新発売)です。私のいたチームは、私の赴任と同時に新しく立ち上げられたチームで、前任者もいなければ、ほぼチーム全員が白紙状態という状況だったのですが、当時はまだ行ったことがなかった、ロシア、インド、ブラジルを始めとして、中国、日本で新製品を同時発売しなければなりませんでした。
北京にある研究開発部門と一緒に製品のデザインをするところから始まり、各国で何度も消費者調査のインタビューや、ワークショップを行ったり… (多いときは2〜3カ月に1度はインドに出張していました)。しかし、あまりにも分からないことだらけで、何度も壁にぶちあたり、自分が期待されている働きが出来ていないのではないかと悩んでいました。
元上司や先輩のアドバイスを受け、分からないことは分からないと正直に伝える、チームに助けを求める、仮説を立てる、もしくはラーニングプランを組むなどして、どんどんプロジェクトを進めていこうと意を新たにした結果、状況は好転しました。最終的には、新しい製品をどのようなコンセプトで売り出していけばいいのか、価格はどれくらいで、どのようなTVCMを作ればいいのかなどのマーケティングプランを、シンガポールにいるチーム、各地域・国にいるチーム、広告代理店などを巻き込み、一緒に作ることができ、最終的には5カ国のみでなく、世界各国で発売することができました。

        世界各国で発売されたパンパース                      発売前のワークショップの様子

05. リーダーシップ

戦略的な思考プロセス、コミュニケーションを常に意識してチームを牽引する

さまざまな国籍や人種、育ってきた環境の違う人たちの集まるP&Gという組織では、「なんとなくこれがうまくいきそう」というような理由では経営陣はもちろんチームの同意も得ることができません。
シンガポールでは、私の事業部の中には北米、南米、ヨーロッパ、中東、アジアなど20ヵ国程から人が集まっていますし、日本に帰任しても、上司はインド人、部下は中国人でした。
阿吽の呼吸や、なんとなく分かるという前提がないからこそ、「何を達成したいのかというビジョンを共有すること」、「いかに物事の本質をとらえ、今ある問題をどのように定義し、解決案を導くのか」という戦略的思考プロセスと、「どのように伝えれば、自分の提案を理解してもらったうえで、相手のアクションにつながるだろうか」という戦略的なコミュニケーションを常に意識するようにしています。常にどのようなコミュニケーションスタイルがうまくいくか、どのようなリーダーシップスタイルがうまくいくか、と試行錯誤しています。

06. マーケティングで働くことのメリット

公平なキャリア機会、挑戦し続けられるために柔軟な働き方があることがP&Gの魅力

P&Gは本当にフェアな会社だと思います。男女の差、国籍の違い、新卒か中途かという違いで何か不利益を被ることは絶対にありません。結果を出している限り、チャンスやプロジェクトは自分からつかみに行けるし、柔軟な働き方をすることもできます。今は小さな娘が2人いるのですが、朝会社に来るのが遅くなるときもありますし、基本的には午後6時半に一度オフィスを出て保育園のお迎えに行きます。出張が多いときは、月に何日か自宅で在宅勤務をしたりして、バランスを取るようにしています。
また、P&Gのマーケティングでは、入社直後からかなり大きい職責を任され、他部署のメンバーをまとめるリーダーとしての役割が求められます。アシスタントブランドマネージャーは自分のブランドの消費者について誰よりも深く理解していることが求められますし、担当ブランドのマーケティングプランを作るのはアシスタントブランドマネージャーです。チャレンジングではありますが、自分の成長を求める人、グローバルな環境で人を動かせるようになりたい人、マーケティングスキルを学びたい人にはとても良い職場だと思います。