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F&A 島田 武彦

2004年入社 東京大学大学院 工学系研究科 修了

 

入社時から現在までのキャリアステップと現在の仕事内容を具体的に教えてください。

2015年9月から日本におけるHouse Hold Care事業部(衣料用洗剤、柔軟剤、食器用洗剤、エアケア、ベビーケア)のファイナンスリーダーを務めています。また、2016年4月までは日本のF&A部門の採用責任者も務めていました。
〈今までのP&Gでのキャリアステップ〉
2004年 日本、韓国ヘアケア部門にてビジネスプラニング、アナリシスを担当。
2007年 グローバルヴィダルサスーンのファイナンスマネージャー、及び韓国の組織変更プロジェクトを担当。
2008年 ペットフード、スナック事業部へ異動。主にビジネスアナリシスと製造原価管理を担当。このアサインメント中にシンガポールへ転勤。
2010年 アジアスナック事業部のファイナンスリーダー。ブランド売却プロジェクトのアジアファイナンス責任者を兼任。
2011年 アジアヘルスケア事業部のRegional CFOを担当。事業部のヴィジョン、長期成長戦略を策定。
2014年 日本に帰国。営業部門付きファイナンスとして卸店、ホームセンター等を担当。日本のF&A部門の採用責任者。
2015年 日本House Hold Care事業部のファイナンスリーダーを担当(現アサインメント)

就職先としてP&G、職種を選んだ理由を教えてください。

就職活動時に重要視していたのは、以下の2つのスキルを伸ばせる環境であるかということです。
1) どのような環境でも通用するリーダーシップ
2) 俯瞰的な視野でビジネスの全体像を捉え、自らの専門性を活かしビジネスをドライブするジェネラリストかつスペシャリストとしてのスキル
P&Gの他にもコンサル、商社も選択肢として考えていましたが、リーダーシップ育成という面に関してP&Gがより自分の求める環境に近いと考えました。また、P&G F&A部門では、1)製造からマーケティング、営業までの全てのビジネスプロセスを包括的に理解し、2)その包括的理解に基づいたビジネス分析から、実行可能な経営戦略の提案をしていくこと、が求められます。これはまさに私がなりたいと考えていた“ジェネラリストかつスペシャリスト”という像に一致するものだったため、最終的にP&G F&A部門への入社を決めました。

これまでで最も印象に残っている仕事とそれによって得られたことについて教えてください。

アジアヘルスケア事業部へ異動直後に行った、5年後のヴィジョンとそこに至るまでの経営計画を策定するプロジェクトです。当初、事業部は立ち上げられたばかりであったため、様々なバックグラウンドからなる事業部のメンバー達をまとめ上げるヴィジョンが必要とされていました。そこで私は他部署のメンバーと共に、アジア各国のヘルスケアマーケットの製品群別市場動向、今後の成長性や期待されるシェア、必要とされる投資及び投資を回収するまでに必要な期間、それらの計画を実行するために組織が備えるべき能力などを網羅的に分析し、目指すべきヴィジョンと今後5年間の経営計画を策定しました。このヴィジョンと計画をシェアすると、事業部のメンバー達はヴィジョンに共感し、経営計画に納得をし、結果的にメンバー全員で向かうべき方向性をまとめることが出来ました。この経験から、幅広いダイバーシティを持つ組織を率いる際に“包括的なビジネス分析から策定された実行性のあるヴィジョン”がどれほどパワフルなものであるかということを身をもって実感し、自らのヴィジョン策定能力を更に向上させることを決意しました。

様々なキャリアを経験した今感じる、現在の仕事の魅力は何ですか?

F&Aでは実に様々なポジションがあるため、新しいアサインメントに異動するたびに全く新しいチャレンジとラーニングを得ることができます。具体的に私の場合は、以前までは単独カテゴリーのビジネスに対して責任を持つアサインメントが殆どでしたが、現在は5つのカテゴリーのビジネス結果に対する責任を持っています。そのため、複数のポートフォリオをどのようにマネージしてビジネス結果を最大化していくか、という新しいチャレンジが現在の仕事の魅力の一つです。

あなたの職種で活躍できそうな人はどのような人ですか?

F&Aでは色々な異なる強みを持った方が活躍していますが、敢えて共通点を挙げるとすれば以下の3点かと思います。
- 自らの成長に貪欲である人
- 徹底的に結果にこだわる人
- チームで物事を達成することが好きな人